若松町の古民家テラスで味わう イタリアンな「おむすび山ちゃん」

東府中駅北口を出て、徒歩約5分。住宅街の途中にイタリアの風を感じるシェフキッチンカー「おむすび山ちゃん」が2025年4月にオープンしました♪ご実家が米農家であるシェフ自身でお米を収穫し、精米したてのお米を使用した、スペシャルなおむすびが食べられます。

20年の経験と実家のお米をかけ合わせた、新たな挑戦

もともとイタリアンレストランでシェフをされていたおむすび山ちゃんの山崎さん。実家は千葉県君津市の米農家という顔を持つシェフが、様々なタイミングが重なって米農家としての仕事もするようになりました。そこで「自家製米を活かして何かをしたい」と考え、一念発起しておむすび屋さんを始めることにしたそうです。

府中駅から東府中駅のあたりは、パン屋さんが多い地域でもあり、おむすびが買えるところはチェーン店など、ベーシックなものばかり。それなら、これまでの経験を活かした自分にしかできないものでチャレンジしよう!と、イタリアンのエッセンスたっぷりのおむすびがうまれました。

わたしは今回が初めての訪問だったので、シェフおすすめのおむすび2種類と豚汁をオーダーしました!
ベーシックな具材のおむすびから、まるでパスタメニューにありそうなラインナップがずらり。どんな味がするんだろう?と、メニューを眺めているだけでもわくわくします♪

サイドメニューも一般的なおむすび屋さんとはひと味違う、イタリアンの前菜のようなオシャレな雰囲気です。メニューに迷ったら、とっても気さくな山崎さんに、ぜひ相談してみてくださいね。

こだわりをぎゅっと握ったオリジナルおむすび

オーダーの後、シェフがひとつひとつおむすびを握ってくれます。お椀にたっぷりの豚汁と、おむすびは「しらす長ねぎペペロンチーノ」「ボロネーゼ&出汁漬卵黄」の2種類。お持ち帰りはもちろん、キッチンカーのそばにあるテラス席も利用できるので、青空の下でおむすびタイムもおすすめです!

たくさんのお野菜、ゴロゴロとした具材の豚汁は、おむすびとの相性は間違いない組み合わせ。おむすびにあしらわれたトッピングの美しさにイタリア料理を感じられる、ボリューム感のあるサイズです。

右の「しらす長ねぎペペロンチーノ」は、ほどよい塩加減とピリ辛さが、お米との相性が良すぎて、一口めで大感動。

左側の「ボロネーゼ&出汁漬卵黄」は、ドリアのようなイメージで組み合わせてみたら、いけるじゃん♪とシェフも自信の1品だそうです。
こだわりポイントは、醤油ではなく、出汁で漬け込んだ卵黄。おむすびの中に閉じ込められた卵黄が、食べ進めていく途中でトロっと出てきて、お出汁のやわらかさとボロネーゼソースのマッチが最高です。

どちらも中まで具がたっぷりでうれしい!身も心も満たされました。

柔軟に変化しながら、ご縁をむすんでいくお店に

2025年というスタートの1年は、様々なチャレンジをしてみたいとお話されていた山崎さん。
自身で収穫されたお米の在庫がおわるまでは、おむすび屋さんとして営業。夏の間はおむすびを休みにして、同じ場所でイタリアンの経験を活かしたスイーツ系のかき氷屋さんをしようかと考え中とのこと……!

秋ごろの稲収穫の時期は、米農家としての仕事に集中して、新米が食べられるころにまたおむすび屋さんとして戻ってくる予定だそうです。

お店は古民家のテラスにキッチンカーを置いている形態なので、今後はこのスタイルを活かしてイベントに出店したりしながらおむすび山ちゃんを知ってもらい、地元に愛されるお店にしていきたいという思いを聞かせてくださいました♪これからの動きが楽しみですね!

いかがでしたか?
イタリア料理20年のシェフによる、バラエティ豊かなおむすびの魅力が伝わっていたら嬉しいです♪

営業の詳細スケジュールは、おむすび山ちゃんのInstagramアカウントから随時発信されます。季節にあわせた「⚪︎⚪︎屋さん」の変化を、ぜひチェックしてくださいね!

おむすび山ちゃん
住所:東京都府中市若松町2-6-5
アクセス:京王線「東府中駅」から徒歩約5分
営業時間:11:00〜15:00
定休日:不定休(最新情報は、Instagramでご確認ください)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。