2007年に誕生した複合施設「ルミエール府中」。その3〜5階には、知の冒険が始まる場所「府中市立中央図書館」が広がっています。
約106万点の蔵書を誇る中央図書館は、心くすぐる本や情報、そして人とつながる楽しさが詰まっています。ワクワクが詰まった図書館で、自分だけの学びの冒険を始めてみませんか?
駅からのアクセスも抜群!大人から子どもまで楽しめる図書館
「府中市立中央図書館」は京王線府中駅から徒歩7分、JR府中本町駅から徒歩20分という立地の良さです。図書館が入っている複合施設「ルミエール府中」には、カフェも併設されています。
ずらりと並ぶ本棚の光景は、まさに圧巻の一言です。

雑誌も幅広く取りそろえられており、開館するとすぐに閲覧スペースは利用者で賑わいます。新刊を手に取る人やお気に入りの連載を楽しみに訪れる人が多く、図書館の中でもとりわけ人気の高いエリアとなっています。
絵本コーナーも色とりどりの物語がずらり!
一歩足を踏み入れれば、そこはまるでお話の国!動物たちの冒険にワクワクしたり、やさしいことばに心がふわっと温かくなったり。カラフルな絵本が子どもたちの想像力を育み、親子でほっとひと息つける癒しの空間です。

本棚はお子さんの年齢に合わせて低めに設計されているので、自分で好きな本を見つけやすくなっています。小さな手でお気に入りの1冊を選ぶ楽しさが広がります。

絵本の前にはたくさんの机が置かれていて、親子で並んで絵本を開く姿が見られます。

「どんな本を読み聞かせれば良いのかわからない」そんなお母さんたちの声に応えて、司書さんたちが心を込めて選び抜いた絵本が、年齢ごとにわかりやすくまとめられています。初めての方でも安心して、お気に入りの一冊に出会える工夫が詰まったリストです。

絵本コーナー内にトイレもあるので、兄弟で来ても安心です。上の子がトイレを使っている間に、下の子と一緒に絵本を読んで待つことができるので、無理なく過ごせる工夫がされています。

おむつを替えるスペースも完備されています。周囲を気にせず赤ちゃんとゆったり過ごせる空間があるので、小さなお子さん連れの方も気兼ねなく利用できます。

紙おむつを捨てるゴミ箱まで用意されているので、おでかけ先でも荷物が増えず、お子さんとの時間をより快適に過ごせます。

定期的におはなし会が行われている「おはなしのへや」には子ども心をくすぐる小さなドアも。

赤ちゃん絵本のそばには、選び方や読み聞かせのコツがわかるポスターも掲示されています。ふれあいながら絵本を楽しむことで、親子の時間がいっそう深まります。赤ちゃんに本を読むことの大切さが伝わってきますね。
DVDが家族みんなで楽しめる!視聴覚コーナー
府中市立中央図書館には家族一緒にDVDを視聴できるブースがいくつもあります。教育番組や邦画など、子どもも大人も楽しめるラインナップがそろっており、親子でゆったり過ごすひとときにぴったりです。

ソファが大きいので、みんなで並んでDVDを楽しめますね。
このブースは図書館の中でも少し奥まった場所にあるため、まだ入ったことのない方もいるかもしれません。視聴覚コーナーには、落ち着いて映像を楽しめる快適な空間が広がっています。読書の合間に、気になるDVDをじっくり観賞してみてはいかがでしょうか。

DVDだけでなく、なつかしのVHSも保管されています。今ではなかなか見られない映像も揃っていて、「見たかったあの名作がここに!?」なんて嬉しい出会いがあるかもしれません。映像資料を通じて、記憶の中の物語にもう一度出会えるチャンスです。
府中市立図書館とヘルナルス図書館の歴史
府中市立図書館とウィーン市ヘルナルス区のヘルナルス図書館は、1992年の友好都市提携を契機に、1996年から図書館間の交流協定を締結し、資料の交換や文化交流を継続しています。

足を踏み入れると、異国情緒漂う空間があなたを待っています。

非日常的な空間でウィーンの音楽を楽しむ体験は、心を豊かにし、日常からの解放感をもたらします。
自由研究に役立つかも!?歴史コーナー
府中市立中央図書館の4階には、「地域資料コーナー」が設置されており、府中市や多摩地域、東京都に関する多様な資料が収集・提供されています。

また、郷土の森博物館の発行物や府中市美術館の図録なども揃っており、地域の文化や歴史を深く知るための情報源として活用されています。

1951年、千葉県で発見された2000年以上前のハスの種子を府中の自宅で発芽させ、翌年開花に成功させた植物学者の大賀一郎博士のコーナーもあります。
この「大賀ハス」は世界的に注目されました。現在、郷土の森公園の修景池や寿中央公園では、その美しい花を鑑賞することができます。

昔懐かしの資料が数多く保管されており、「府中と馬の歴史はいつから始まったの?」「くらやみ祭りについてもっと知りたい!」といった疑問を調べる自由研究のテーマにもおすすめです。
利用もかんたん!予約から貸し出しまでスムーズに
府中市立中央図書館では、カウンターに行かなくても自動貸出機で本を借りることができます。借りたい本をまとめて専用の台に置き、利用者カードをかざすだけで手続きが完了します。

1冊ずつバーコードを読み取る必要がなく、スムーズに借りられます。

予約した本がある場合も、カウンターに行かず、予約照会機に利用者カードをかざすだけで、どこに自分の予約本が用意されているかが表示されます。案内に従って本を取り、貸出手続きをすれば完了です。
本との出会いは、日常に小さな発見とやすらぎをもたらしてくれます。府中市立中央図書館には、あらゆる世代が自分のペースで過ごせる工夫がちりばめられています。
まだ足を運んだことのない方も、ぜひ一度訪れてみてください。あなたにぴったりの本や、思いがけない時間の使い方がきっと見つかるはずです。
府中市立中央図書館
住所:府中市府中町2丁目24番地(ルミエール府中)
交通:京王線府中駅から徒歩約7分、JR府中本町駅から徒歩約20分
連絡先:042-362-8647
営業時間:午前9時から午後10時まで
※利用登録・レファレンスサービスは午前9時から午後7時まで
※午後6時以降に小学生以下のお子様が利用する場合は、保護者の同伴が必要です。
定休日:
第1火曜日(祝日と重なる場合は、直後の平日が休館)
第3月曜日とその翌日(いずれも祝日と重なる場合は、直後の平日が休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)
蔵書点検日・システム更新日など(その都度、広報などでお知らせ)
駐車場の有無:有